咳が止まらない辛さ!喘息の原因と改善に導くために

咳が止まらない辛さ!喘息の原因と改善に導くために

喘息とは

気管支喘息は空気が通る気管支が何らかの影響で狭くなり、呼吸がしにくくなったり、痰が出たり「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」と言う喘鳴が起こる症状です。気道は粘膜、粘膜下組織、平滑筋と言う層で覆われていてここが炎症を起こして腫れる事で狭くなり息がしにくくなります。発作が出ていないときも敏感になっていて少しの刺激で反応する状態が続きます。

酷くなると慢性化して最悪死に至ることもあります。年間1450人の人が喘息で亡くなっていると言われています。また喘息の患者数は増えていて1960年代では大人も子供も1%前後だったものが、現在では子供で5~7%、大人で3%~5%と3倍から6倍まで増えています。

これはアレルゲンの増加や、大気汚染、食品や住宅建材の化学物質、ストレスの増加や、清潔すぎる環境による免疫力の低下などからと言われています。

小児喘息は男子に多く9割以上はアレルギーによるものとされています。一度良くなっても20~30代でまた再発することもあります。大人の喘息の6~8割は初めて発症した人達で男女比は変わらず、アレルギー関連のものは6割、残りの4割は非アレルギー性と言われています。

成人の喘息は慢性化しやすく、一度慢性化するとなかなか良くなりません。リモデリングと言って長期炎症が続くと気道が硬く線維化してしまい元に戻らなくなります。

 

原因

・風邪 ・ペット ・大気汚染 ・タバコ ・運動 ・ダニ ・天候 ・ストレス

などが影響すると考えられます。また夜間、早朝は症状が出やすくなります。これは自律神経のうち体を休める副交感神経が夜間優位になり気道が狭まる事と、体内で分泌されるステロイドホルモンが減少する事、胃液の逆流や気温の低下で気道が狭まるためと言われています。

 

咳喘息

風邪の後、咳が8週間以上続く場合は咳喘息のおそれがあります。これは「ひゅーひゅー」「ぜーぜー」と言った喘鳴を伴わず、痰もあまりからまないと言う特徴があります。成人の3~4割がそのまま喘鳴を伴う喘息に移行するとされています。

また咳を伴う他の病気に百日咳、マイコプラズマ、結核、急性気管支炎、副鼻腔気管支症候群などがあげられます。

一般的な治療法

 

検査には血液検査、胸部X線検査、呼吸器検査、呼気NO検査、気道過敏性試験、気道可逆性試験などがあります。

 

呼吸器検査はスパイロメトリーと呼ばれ力いっぱい吐くときの速度を測定します。

 

気道過敏性試験は発作が出やすい状態を作りどのぐらい呼吸機能が低下するか調べます。

 

呼気NO検査は呼気の一酸化窒素の量を測る検査で炎症が強くなると上がります。

 

薬物治療

 

吸入ステロイド  吸入するとこで直接気道の炎症を抑える薬です。内服薬よりも副作用が少ないのが特徴です。

 

ロイコトリエン拮抗薬 内服薬で使用しやすいですが吸入よりも抑える力は弱くなります。軽症の場合はこちらだけでおこうなう事もあります。

 

また生活習慣も影響するのでバランスの取れた食事、質の良い睡眠、水分などの規則正しい生活が重要になってきます。また肥満も喘息になりやすいことが分かっています。

 

当店の施術法

 

当店にご来院される喘息の方には共通点が多くみられます。それは胸郭(肋骨)などの周りの筋肉が硬く拘縮しているため呼吸がしにくくなっている、首や頭が固くなっていて自律神経の流れや血流が悪くなっている、内臓含め全体的な体液の流れが悪いために寝ていても体が休まっていないなどです。

喘息は原因が環境による所が多いのでその部分は別に気をつける必要がありますが、施術で改善可能なのは環境以外の体の内外の部分です。血流や神経の流れを整え呼吸が自然にしやすい状態を作って行くことを目的としています。

しかし人によって悪い部分はことなるのでその人にあった箇所を施術して改善していきます。

 

トントン整体法

当店独自の整体法で体をトントンと叩くことで振動を起こし血液の循環を良くしていきます。指圧やマッサージよりも軽い刺激で深い部分の血流改善を望むことができる画期的な施術法です。初めは何をされているか分からないぐらいの感覚ですが、体の動きなどが変わる事をほとんどの方が1回目から実感されています。バキバキしたり強い刺激では体に負担にもなるので特に体が弱っている時はまずは軽い刺激から行った方が早く良くなります。

 

最後に

喘息は成人病のように慢性化してなかなか改善されない病気です。生活習慣の見直しと発作時は薬物療法がメインなのですこしでも免疫力や自己治癒力を上げて症状が出ない状態を作るために身体をより良い状態に保つ必要があります。

整体はそのために必要なものなので、長期悩んでいる方がいれば一度ご連絡を。