足の親指の裏が痛くなる方は実は母子種子骨障害かもしれません⁈

足の親指の裏が痛くなる方は実は母子種子骨障害かもしれません⁈

皆さんは、母子種子骨障害というものをご存知でしょうか?なかなか聞きなれないものかもしれませんが、小中学生の発症が多く、また大人でも発症しやすい場合があります。親指の裏に強い痛みを伴う症状です。今回は、そんな母子種子骨障害について紹介させていただきます。

1 母子種子骨障害とは何か?

母子種子骨障害とは何かを知るために、先ずは種子骨を知る必要があります。種子骨とは、腱や靭帯の中に入り込んでいる骨です。役割としては、腱の摩擦の軽減や腱の負荷の軽減、荷重を分散させるといったものがあります。つまり、種子骨とは強く負担のかかる腱や靭帯などの軟部組織が傷つくのを防いでくれているのです。

そのような役割を持つ種子骨自体や種子骨の周囲に損傷が生じる状態を母子種子骨障害というのです。そうなると、足をつくたびに痛みが出たり親指を反らすだけで痛みが出たりするようになっていきます。足の裏の親指の付け根に痛みや腫れ、熱感があれば種子骨や周りの軟部組織に炎症が発生している可能性があるので注意が必要です。

2 母子種子骨障害になる原因は何か?

種子骨はしゃがんだり、走ったりするときに体重が集中する部位です。その為、種子骨に負担がかかりすぎると炎症が発生しやすくなり母子種子骨障害になりやすくなります。足を強く踏み込むスポーツをされる方やハイヒール、硬い靴底の靴を良く履く方、足のアーチが高くなっている方は発症しやすい傾向があります。

それ以外にも、日常的に足の指が甲側に反ってしまう浮指の状態の方や、外反母趾の状態の方は種子骨に当たりやすくなってしまっているので注意が必要です。常用している靴にも影響を受けますので、足に合わない靴を履いている方も発症するリスクが高まりますのでこの場合にも注意が必要となります。

3 病院でのアプローチ

病院では、レントゲン写真などで判別を行います。その後に必要に応じて湿布などの鎮痛消炎剤を使っていくことが多いです。基本的には、冷却と安静が必要とされています。また、種子骨が地面に接触しないようにパットをくり抜いて使ったり、インソールを使用することで対処していくこともあります。

仕事などでどうしても安静にできない場合には、テーピングで足の親指を反らないように制限していく場合もあります。痛みや腫れが強い場合にはステロイド注射をすることもあります。このように、基本的には保存療法で安静を保つことが多いです。

4 骨盤王国日比谷整体院でのアプローチ

骨盤王国日比谷整体院では、まずどの様な負担が種子骨にかかってしまっているのかを知るために、丁寧にお話を聞かせて頂きます。その後に、全身の検査を行っていくことでお身体のどこが原因で種子骨に負担をかけているのかを探っていきます。

なぜ全身を検査するのか。それは、重心の向きや身体の傾き、身体の使い方の癖を知ることで根本からの改善を目指すことができるからです。人にはそれぞれ無意識に身体の使い方に癖があり、その癖によって身体全体のバランスが悪くなり身体の歪みが発生していることが多いです。そして、その歪みによって身体のどこかに負担がかかりやすい状態になっているのです。

なので、骨盤王国日比谷整体院では全身のバランスを整え、歪みを取り除き種子骨の負担を軽減していきます。その上で、テーピングや歩行指導などを行うことで根本的な改善を目指します。根本からの改善を目指すことで痛みの再発を極力抑えるような、お身体の状態になっていくのです。

5 最後に

今回は、母子種子骨障害について紹介させていただきました。このように、歩くことや足が地面につくたびに痛みを伴うこの症状は、日常生活に多大な影響を与えてしまいます。そして、良く使う体の部位なだけに良くなっても再発の可能背も高いです。しかし、全身の状態を整え、負担の軽減を行うことで改善していくことは可能です。

足の親指に痛みや腫れがあり、気になっている方や以前に症状のあった方は骨盤王国日比谷整体院にご相談下さい。