力仕事の概要
力仕事とはガテン系と呼ばれる仕事が多いので体に負担のかかりやすい職業と言えます。そこで今回は力仕事に多い不調やケガについて説明します。
力仕事に見られがちな症状
・腰痛・ギックリ腰
屈んだ姿勢での作業が多かったり、重い重量物を足場の悪い所で運んだりと力仕事は腰への負担が多くなりがちです。継続して腰に負担がかかると疲労が蓄積してくるので腰を痛めやすくなります。慢性的な腰痛になると自然緩解は難しくコルセットをしながら作業する事になりますが、コルセットは腰をカバーできる反面、自分が本来持つ腰周囲の筋肉が落ちてしまうので腰を更に痛めやすくなるという悪循環ができてしまうのです。
・ばね指
重いものを持ち上げて運ぶ時や細かい作業をする時は手指の同じ箇所に繰り返し負荷がかかり続けます。そうすると指にある腱などの周りで炎症が起きて手の指に違和感や痛みを感じるのがばね指です。ばね指は放置すると指が固くなって動きづらくなってくる傾向があるので、早期の対処が必要になります。
・腱板損傷(腱板断裂)
足場の悪い所でバランスを崩し転倒した際に肩を強打してしまい腱板という肩の関節を安定させる筋肉が集合している所を痛めてしまうケガの事を腱板断裂といいます。もう一つは重労働によって肩を使い過ぎてしまい腱板を痛めるケースです。これは長年力仕事に従事してきた方に多く見られます。
予防や疲労回復のポイント
力仕事に従事している方に多いのは肉体的な疲労です。肉体的な疲労を回復させることが不調やケガを防ぐのに重要な事になります。ここでは簡単にできる予防やケアの方法を説明します。
・睡眠・・・睡眠している時は摂取した栄養の吸収や成長ホルモンによって体が回復していきます。良質な睡眠は体の回復やエネルギーの貯蔵においても高い効果があります。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類がありますが90分おきに切り替わっています。ですので、効果的な睡眠をする為にはレム睡眠とノンレム睡眠が切り替わる6時間、7時間30分後に目が覚めるよう目覚ましをかけておくと、シャキっと目覚めて体が効果的に回復している状態で起きられます。
入浴・・・入浴は血流を促進してくれるので疲労の回復に高い効果があります。39度のお湯は副交感神経を刺激して精神を落ち着かせてリラックスさせる効果があります。余談ですが夏は38度、冬は40度のお湯に浸かると高いリラックス効果が期待できます。時間でいうと15分から20分が良いでしょう。
休息・・・一度に追い込んで作業するより適度な休憩時間を取った方が効率が良く疲労は溜まりにくいといわれています。
食事・・・ビタミンB1B2は疲労回復に働きます。B1が多く含む食べ物は豚肉やキノコ類、枝豆、B2は鯖やシシャモ、納豆に多く含まれています。
運動・・・中腰で荷物を持ったり猫背で作業する時間が多いと疲れやすく不調が引き起こされやすいので、休憩中に肩や腰を回したり大きく伸びをしたりして軽い運動やストレッチをすると血流が促進され固まった筋肉をほぐす効果があります。
日比谷足改善センターの考え
日比谷足改善センターでは、力仕事による体の不調に対して「体全体へのアプローチ」を行なっていきます。なぜなら、体の歪みがあることで関節や筋肉の動きが悪くなると考えているからです。例えば骨盤が前に傾くことで反り腰が強くなります。腰が疲れやすくなる事で腰痛が出やすい状態ならば腰をいくら治療しても作業をすると腰痛は再発するでしょう。
このように、日比谷足改善センターでは痛みの出ている場所だけでなく骨盤・姿勢など体全体にアプローチしていくことで力仕事による不調を改善させていきます。
私達にお任せください!
肉体的な疲労の蓄積によって表に出てくる力仕事特有の不調ですが、疲労がしっかり回復できてエネルギー効率の良い体になれば不調が起こりにくくなります。そうなれば仕事も捗り元気よく仕事ができますね。何か不調でお悩みでしたら是非一番最初にご連絡ください!