「右肘の外側が痛い」「ドアノブを回すだけでも痛い」このような症状でお困りでしたらそれはもしかすると「テニス肘」かもしれません。
テニス肘と聞いてテニスなんてしていないのになぜテニス肘?と思われるかもしれませんが、正式名称は「上腕骨外側上顆炎」と言われ、テニスプレイヤーの約3割が罹っている疾患と言われています。
テニスでのバックハンドでの衝撃でラケットを持つ腕に負荷がかかり筋肉に炎症を起こしてしまう疾患です。
今回はこのテニス肘についての原因やメカニズムについて解説するとともに、日常生活での気を付けるポイントに焦点を当てて解説していきます。このブログを読んで、日常生活の動作であなたのしつこいテニス肘を少しでも早く回復させる方法をご参考頂き実践していただければ幸いです。
Contents
テニス肘になってしまう原因は?
原因前腕の伸筋群の長期間の酷使です。筋肉には起始と停止と言って付着部に始まりと終わりがあるんですが、起始部が炎症を起こしてしまい痛みを引き起こします。
どのくらいの期間で良くなる?
テニス肘といってもちょっと動かすだけでも痛みが出る方や、長時間の酷使した後に痛みが出る場合もあるので一概にはいえませんが、平均的には1年近くかかると思ったほうが良いでしょう。
というのも、炎症を抑えるには腕を使わないようにしないといけないのですが、腕を全く使わなかったら生活ができません。箸を持つ、服を着る、顔を洗う、歯を磨くなど日常的に手を使いますから寝ているとき以外は休まることがないのです。
デスクワークでもキーボード入力はかなりの前腕の伸筋群を使いますので入力が多い職業や飲食店でも包丁、麺の水切りなどでも酷使してしまいます。
このようなことから痛みから解放されるの1年近くかかる場合があります。
テニス肘の方にやってほしくない日常動作とは?
テニス肘は先ほどもお伝えした通り1年近くかかる疾患です。それは日常動作で腕を良く使うからという話をしましたが、日常のどんな動作が特に悪いのかをお伝えします。
多分皆さんも知らず知らずのうちにやっている些細な動作だと思います。ただそれが積み重なることで回復を遅らせてしまいます。
①手のひらを下向きで使う
例えば、バックの取っ手の部分を通常の動作でつかむ場合は手の平を下にして掴みますが、テニス肘の場合は手の平を上にして掴みます。
②モノを持つ
これは極論ですが一番いいのは何もしない事なんです。右手がテニス肘だったら、右を一切使わず左で荷物を持つ、コップを握る、歯を磨くなどして頂くといいです。ちょっとした動作でものをパッと持った瞬間に激痛が走るなどもありますので、この際左手を開花させることが脳のトレーニングになっていいかもしれませんね。
それでもイマイチ・・・。そんな時は骨盤王国へ
先ほどお伝えしているやり方でも万人に効果を発揮するものではありません。今はyoutubeで検索したらたくさんのテニス肘の解消ストレッチやマッサージなどがありますのでやってみてください。それでもまだ痛みがあるという方は別の問題が絡んでいるかもしれません。
骨盤王国ではどのようなことをするかと言いますと、まずは本当にテニス肘なのかということを整形外科テストを通して状態を把握していきます。
その後、筋肉や骨の位置や押したときの痛みや固さを徒手で検査しています。検査は10分程度ですが、腕だけではなく首や背中、骨盤など体全体のバランスを診ていきますのでテニス肘だけではなく体の不調や気づいていなかったことも教えてもらえますよ。
施術は軽い刺激でトントンと心地より刺激でお年寄りの方でも安心な施術です。軽い刺激で大丈夫なのか心配される方も多と思いますが、軽い刺激でもしっかりと変化がわかりますのでご安心を!
最後に
痛みなどの不快感があると日常生活や仕事にも支障が出てきます。施術者として多くの方を診てきて思うことはひどくなる前に来ることが一番の対処法です。
スポーツや仕事で酷使したとしても痛みが出る前にケアをする、痛みが出たらすぐにプロに相談し調整してもらうという習慣が良い状態を維持することにつながります。
痛みは脳の容量を使い生産性低下を招くばかりではなく幸福感も下げてしまいますので早く相談していただき解消してもらえたら幸いです。