
オスグットによる膝の痛みでお困りではないですか?
今回は足の指を動かせないとオスグットになりやすいということをお話していきます。
皆さんは足の指を自由に動かすことはできますか?例えば、足の指を開いてパーにしたり、物をつかんだり。
少しならできる人も全くできない人もいると思います。なぜできない人がいるのかというと、足の指の筋肉を使えていないからなんです。
本来はできるはずの動きができないということは、体が正常に動かせていないということです。正常でないと他の場所に影響を及ぼし、その1つがオスグットです。
足の指が動かせないということ
足の指が動かせないということが足の指の筋肉を使えない問うことです。足の指は立っているときと歩くときに重要な役割があります。
なぜ動かせない人がいるかというと、普段足の指を使ってないことで脳からの信号がうまく伝わらなくなってしまっているためです。
脱力した状態で足裏を地面につけたとき指が接地してない、足の指がが浮いていることを「浮き指」といいます。
本来は立っているときに、足裏は土踏まず以外の場所がすべて地面に接地していることが理想です。
浮き指の場合、5本の指が反ったり、反って丸まったままの為に地面に指がつかず体重を支えるのに指の付け根と踵だけで体重を支えることになってしまいます。
そうなると体重がうまく足の裏に乗らなくなり、膝下や太ももの筋肉まで負担がかかってしまい、オスグットの原因になる大腿四頭筋が委縮したり硬くなることにつながります。
オスグットとは主に大腿四頭筋が委縮したり硬くなることで膝蓋靭帯をへて脛骨粗面を引っ張ることで痛みが発生します。
オスグットだからといって大腿四頭筋を緩めてもなかなか治らない原因は大腿四頭筋を硬くしている原因を治療していないからなんです。
足の指の筋肉を鍛えるには
足の筋肉を使えるようになる目安としては指を隣の指とくっつかずにパーに広げられることです。これができると、立っているときや歩いているときにもしっかり指の筋肉が使えるようになります。
トレーニング方法として椅子やソファーに座ってあぐらをかきます。足の指の間に手の指を入れて握り、足の指を裏側や足の甲側に動かします。
この時の指に指に力を入れて足の指と手の指を拮抗するように抵抗を加えると効果が上がります。
タオルを使ったやり方を紹介します。椅子やソファーにすわったり、または立っている状態で床にタオルを敷きその上に片足または両足を乗せます。
1.タオルを指の力で自分のほうへ寄せる
2.タオルを寄せたら踵をつけたまま足首をそのまま上げる
3. 足首を上げたらパーに開きタオルをはなす。
この1~3を10回を1セットで1日に2、3回します。これをやって筋肉をつけていくと足の指を自分の意志でパーに開けるようになり歩いてるときも足の指を使えるようになります。
まとめ
一般的にはオスグットは大腿四頭筋の萎縮や硬さを改善したらよいと言われていますが、そこだけではなく硬くしている原因を取り除くことが重要です。
その1つが足の指の筋肉です。足の指が使えないことで足の裏だけでは体重がうまく支えきれずに膝下、太ももの筋肉、つまり大腿四頭筋への負荷がかかりオスグットを引き起こしてしまいます。
運動をする上で足の指の筋肉を使えるということは怪我をしづらい体を作ること、パフォーマンスの向上にも効果があります。
今膝の痛みがなくてもこれから練習をしていくことでオスグットにならないためにも、今オスグットで悩んでいて早く競技復帰がしたい方にもおすすめのトレーニングです。
オスグットで膝の痛みが強くてはやく改善したいという方は1度来院されてご相談ください。
1日でも早い競技復帰のためお手伝いをさせていただきます。
- カテゴリー
- オスグット
- 投稿日
- 2017年11月15日